辞書の「賢い」使い方と言っても、特別のノウハウがあるわけではない。むしろ答えは単純で、「時間をかけた丁寧な」使い方と言った方がよいかもしれない。紙の辞書でも電子辞書でも、方法は基本的に同じである。
紙の辞書を使っている場合は3までいく人がいるかもしれないが、電子辞書の場合はたいていは1、よくて2どまりではないだろうか。
電子辞書の場合は、表示画面が小さいので、重要単語になればなるほど、全体を見渡すためには最後までスクロールしないといけないので、時間も手間もかかる。電子辞書を賢く使うためには忍耐が必要だ。
― それでもわからないときはどうしたらいいでしょう? (以下に続く)
« défendre » の意味は、Larousse en ligne(Laroussse オンライン辞書)によれば:
« défendre » の基本義は「守る」と「禁止する」だが、もう少し詳しく言うと(つまりその意味の「広がり」はどうかと言うと)、次のようになるだろう。
― でも、がんばってみたのですが、どうしても意味がわかりません! どうしたらいいのでしょうか?
― 仕方がないですね、あきらめて先生に教えてもらうしかないでしょう。
(教師の存在意義は、こういう時に質問し、わからなかったところを教えてもらえるところにある。)
― でも、学生ではないので、相談できる先生がいません。
― 残念ですが、その場合はもうどうしようもできません。
(頼る教師がいないときは、自分でどうにかするしかない。どうにもならなければ、問題を放置するしかない。独学者の最大の悩みはここにある。)